東北大学艮陵同窓会
会長 石井 直人
艮陵同窓会会員の皆様には日頃より本会ならびに母校の発展のためにご尽力いただき、厚く御礼を申し上げます。
本同窓会では宮城県医学所が開設された1872年(明治5年)5月を母校創立年と定めており、今年で152周年を迎えました。皆様の多大なるご支援のおかげで、本年5月までに、新型コロナウイルス感染症パンデミックのために延期されていた150周年記念行事である「艮陵同窓会150年史の作成」「150周年記念庭園の開設」「150周年記念祝賀会」を無事にとり行うことができました。これらは前同窓会長である八重樫伸生先生が立案され、150年史編纂委員長の正宗淳先生と記念庭園プロジェクト実行委員長の青木洋子先生が中心として実施されたものです。関係の先生方に深く感謝申し上げます。
艮陵同窓会150周年史は、120年史を引き継ぐ形で主に平成の30年間の医学部の出来事をまとめた内容となっています。特に、大学院重点化に伴って実施された講座制(教室)から分野制への移行は大きな制度変更でした。平成元年に37の教室で構成されていた医学部が、保健学科の創設もあり、令和6年には93の分野で構成される医学系研究科になっております。その間、一部の教室が廃止され新たな分野が新設されるなど様々な変化がありました。本史では、それぞれの教室がどのように変遷し現在の分野となったかなど詳細に記述しておりますので、艮陵同窓会のホームページでご覧いただければと存じます。
艮陵同窓会150周年記念庭園が完成し、令和6年5月16日に開園式を行いました。庭園は学生有志のアイデアも活かしながら進め、ベンチが配置された明るい芝生の丘は「星陵の丘」として、そこに集う学生、教職員の未来が無限に広がるように、との期待が込められています。庭園と合わせて掬水の池も整備しましたので、散歩していただくと良いと思います。
令和6年5月25日に艮陵同窓会150周年記念祝賀会を開催いたしました。本年4月に第23代東北大学総長に就任された冨永悌二先生に祝辞を頂戴しました。また、歴代の同窓会会長(医学部長)の菅村和夫先生、山本雅之先生、大内憲明先生、下瀬川徹先生にスピーチをいただき、最後に第21代東北大学総長の里見進先生からもスピーチを頂戴し、盛会裏に終えることができました。祝賀会には今年度の当番幹事の平成11年卒の同窓生に多数集まっていただき、賑やかな祝賀会の開催となったことに、心から感謝いたします。
艮陵同窓会ではこのようにさまざまな事業を進めておりますので、今後ともご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
令和6年6月